

MCP Server:Claude Code をあらゆる開発ツールと繋ぐハブに
Claude Code はコードを読んだりターミナルを操作したりするだけではありません。今では Jira、GitHub、Sentry、Slack、PostgreSQL、Notion、Figma など、何百ものサービスと直接つながります。それを可能にしているのが MCP という仕組みです。
MCP とは何か
**MCP(Model Context Protocol)**は、Anthropic が開発したオープンな標準規格で、AI が外部ツールと接続できるようにします。いわば AI のための「USB ポート」のようなものです。データをコピー&ペーストで行き来させる必要はなく、Claude Code がデータベースや issue トラッカー、監視ツールに直接アクセスできます。
コマンド1つで導入完了
Claude Code に MCP server を追加するのはとても簡単で、CLI コマンド1つで済みます。例えば Notion に接続したい場合は次のように実行します。claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp。接続方式は3種類あり、HTTP(リモート接続、推奨)、SSE(非推奨)、stdio(ローカルで実行)です。インストール済みの server を確認するには claude mcp list、削除するには claude mcp remove を使います。これだけです。
3つの設定スコープ
Claude Code では MCP の設定をどこに保存するか選べます。**Local(ローカル)**はデフォルトで、現在のプロジェクトでのみ見えます。**Project(プロジェクト)**はプロジェクトのルートにある .mcp.json ファイルに保存され、Git にコミットしてチーム全体で共有できます。**User(ユーザー)**は自分のマシン上のすべてのプロジェクトで使えます。server 名が衝突した場合、優先度が高い順に Local、Project、最後に User となります。
実際どう使う?
ここからが本題です。Sentry に接続して「過去24時間で一番多かったエラーは?」と聞いたり、GitHub に接続して「PR #456 をレビューして改善案を出して」と頼んだり、PostgreSQL に接続して「今月の売上はいくら?」と自然な言葉で聞いたりできます。Stripe に接続すれば決済管理もできます。すべてターミナルの中だけで完結し、タブを増やす必要はありません。
セキュリティはどうなっている?
MCP は OAuth 2.0 による自動認証に対応しています。トークンは macOS のシステムキーチェーンに安全に保存され、クライアントシークレットが設定ファイルに書かれることはありません。プロジェクトスコープの server は、使用前に承認が必要です。Kerberos や社内 SSO など独自の認証基盤を使っている場合は、headersHelper を設定して、接続のたびにトークンを動的に生成することもできます。
高度な機能
Claude Code は動的なツール更新に対応しており、server は再接続なしでツール一覧を自動更新できます。プッシュメッセージ機能を使うと、server 側からセッションにメッセージを送り込めます(CI の結果や監視アラートなど)。claude mcp add-from-claude-desktop コマンドを使えば、Claude Desktop からも server 設定をインポートできます。そして一番面白いのは、Claude Code 自体も claude mcp serve によって、他のアプリ向けの MCP server として動かせることです。
環境変数の展開
.mcp.json ファイルは環境変数に対応しています。設定の中に ${API_KEY} と書いておけば、実行時に Claude Code が実際の値に自動で置き換えてくれます。${VAR:-default} のようにデフォルト値を指定することもできます。これによりチームは同じ設定ファイルを共有しながら、各自が自分の API key を使えるので、認証情報が漏れる心配もありません。
あなたは Claude Code をどんなツールと繋いでいますか?ぜひコメントで教えてください。





